防雪板にジューコフスキー翼を採用した高性能翼型防雪柵「スノーブレイドⅡ」
■柵下流での流れの巻き上がりを防止し、濃度の高い吹雪を地面に沿って道路幅全体に移動させ、吹き払うことを可能にしました。
■柵高の6倍以上という飛躍的な効果領域を有し、道路幅が20mを超える高規格道路にも対応いたします。
構造
予想される効果
フラットな形状の防雪板を用いた従来の防雪柵は、防雪板間を通過する流れと下部間隙流との干渉が激しく、柵高の1.5〜2倍下流で吹雪が巻き上がり、視程の悪化と吹き溜まりを生じさせていました。また、おもに下部間隙からの吹き出しにより効果を得ていたため、下部空間が堆雪や除雪などで塞がれると、著しく効果が低下していました。
翼間を通る風によって機能しているため性能の低下が起こりにくく、風を遮ることなくその力を有効に利用。広範囲にわたり視程障害を緩和し、同時に高い吹き払い効果を発揮してドライバーの安全を確保します。また強度、耐久性にも優れ、軽量なため、基礎部分をコンパクトにできることから、基礎コストの削減にもつながります。