三協立山株式会社

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皮膜(陽極酸化塗装複合皮膜、表面処理)

アルミの保護膜を厚くし、耐候性に優れた色を付けます

アルミニウムは、美しい銀白色をしていますが、大気中で薄く安定した自然酸化皮膜に覆われています。これにより耐食性はある程度付与されていますが、さらに耐食性を高め、意匠性、耐摩耗性等を付与するため、陽極酸化処理で厚い陽極酸化皮膜を形成します。
皮膜工程は全行程が自動化されたたて吊りラインで、陽極酸化処理〜電解着色〜電着塗装までの処理を行います。電解着色は単一浴でステンから黒までの着色が可能で、色調も安定しており、枠単位での着色も可能です。電着塗装はアクリル樹脂塗装を採用しており、さらに耐久性を高めています。


皮膜工程皮膜工程

皮膜工程
  • 1.脱脂
  • 2.エッチング
  • 3.スマット除去
  • 4.陽極酸化皮膜(アルマイト)
  • 5.電解着色(2次電解)
  • 6.封孔処理
  • 7.湯洗
  • 8.電着塗装
  • 9.焼付乾燥

皮膜工程図

コンピュータ制御で高品質・高効率を確保コンピュータ制御で高品質・高効率を確保

38槽の連続皮膜槽とロボットクレーンをコンピュータで制御しています。電解液や薬品の補充管理・着槽の時間管理など、品質の安定確保や小ロット多品種の製品を効率的に生産するために、コントロールルームでの集中監視が、高品質・高効率を維持しています。

陽極酸化皮膜(アルマイト)
陽極酸化処理は水の電気分解と同じ原理を利用したものです。水(H2O)を電気分解すると、陽極(+)からは酸素(O2)、陰極(−)からは水素(H2)が発生します。アルミ形材を陽極として硫酸浴中で電気分解をすると、アルミ形材表面から酸素(O2)が発生すると同時に、アルミが酸化されて酸素と結びつき、酸化アルミニウムの膜が生成されます。このように生成した皮膜のことを陽極酸化皮膜といいます。
陽極酸化皮膜装のしくみ

電解着色(2次電解)
陽極酸化処理で生成した皮膜は、100〜150A程度の微細な孔を持つ多孔質皮膜です。電解着色は、このような皮膜が生成されたアルミ材を金属塩が溶解された着色液中で電気分解することにより、皮膜の微細孔内に金属または金属化合物を析出させて着色する処理です。ステン色〜黒まで単一浴で着色が可能です。なお、この処理品は、耐候性に優れていて紫外線で変退色しにくいのが特徴です。
電解着色

封孔処理

封孔処理とは、陽極酸化処理によってアルミ材表面に生成した多孔質皮膜の微細孔を封じることによって、耐汚染性、耐食性等を改善する処理です。

※多孔質:中央に星状の孔がある六角柱状の小さな部屋の集まり。

封孔処理

電着塗装
電着塗装とは、陽極酸化皮膜が生成されたアルミ材を電着塗料槽内に浸漬し、陽極(+)として電圧を印加して、電気泳動現象によりアルミ材表面に塗料樹脂を析出させる方法です。電着塗装後に焼付乾燥を行い塗膜とします。艶有り、艶消し、ホワイトの3種類があり、それぞれ別の塗料槽で処理を行い、耐候性および意匠性をさらに高めます。